6月2日(水)よりipada ガラス展 濱舘 寛 / 村木 未緒 を開催します。
ipada ガラス展
2021.6/2-6/14
ipada 濱舘 寛 / 村木 未緒
この季節がやってきました。
6月2日(水)よりipadaの展示が始まります。
<ひとひら 〜片口〜>
蓮の葉から零れ落ちる一雫。
水面が微かに弧を描きはじめる。
ひとたびの瞬き。
蓮池での一瞬の光景を器にしてみようと思いました。
光を通す無色透明なガラスを使うこと。
イメージに用の美を備えること。
道具としての機能を損なわないこと。
唯一無二であること。
<一二三 〜ぐい呑み〜>
「ひーふーみー」と唱えば、酒蔵の扉が開き、
蔵の中へ清らかな風が吹き込み、一雫の水が酒になる。
ひ(火)・ふ(風)・み(水)
火(ガラス)と水(酒)を風が結ぶイメージで作りました。
光を通す無色透明なガラスを使うこと。
形を無理に整えないこと。唇で感じる飲み口の薄さ。
ガラス作家 濱舘寛と村木未緒が手がけるipada。
津軽のことばで「風変わりな」という意味を持ちます。
素材の持つ美しさをシンプルに引き出すこと。普遍性のある形をピュアに求めること。
そのような理念のもとに創られた作品達は、透明なガラスの中にも様々な表情を包括していることを感じます。
ipadaの作品は幻想的なオブジェ、花器、シンプルかつ独創的なデザインで料理を引き立てる器、どんなコーディネートに合わせやすく、それでいて存在感のあるアクセサリーなどがあります。
ガラス工芸というと、吹きガラスや、江戸切子などをイメージされる方も多いと思いますが、その他にキルンワーク(電気炉による焼成)やサンドキャスト(砂型鋳造)など様々な技法があります。
様々な技法を組み合わせ、常に新たな表現の可能性を探っています。
今回は、定番”seaたまご””一二三””ひとひら”シリーズなどをクローズアップ。
そこから生まれる新しいガラスの表現をお楽しみください。
夏のipadaといえば!の青い風鈴や、フラワーベース、酒器、ビアグラスなどもご用意してくださいます。
お二人はipadaの活動と平行して個々の制作活動もされています。
常設展示ではなかなか表現できない濱舘さんの旅するうつわシリーズや、美緒さんの光の玉など、それぞれの個人作品が展示されるのも個展ならでは。
それぞれのバックグラウンドからくるインスピレーションをもとに、作品を作られています。以下の作品とコメントからもわかるように、それぞれの個性とセンスが光るお二人。
それぞれの魅力が重なり、美しい色合いを帯びたガラスを生み出しています。
濱舘寛
あられのプレート
水たまりに張った氷を取り出したような。
高温で熔け発光したガラスが冷めて固まると、
涼しげなイメージになるのは不思議です。
村木未緒
掌サイズのガラスオーナメント(かたまり・塊)を中心に、
ガラスオブジェをちりばめます。
ミオちゃんの空想やオマージュを楽しんでいただけたら、これ幸い。
まさに「風変り」で私たちを魅了するipadaの表現をご覧ください。
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「ipada ガラス展」
濱舘 寛/村木 未緒
@ipada_glass
http://ipadaa.jp
2021年6月2日(水) – 6月14日(月)
11:00-17:00 会期中無休
*最終日16時まで
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